グリーンサイトの代行登録とは?費用は1社200円/月・一人親方は無料

「グリーンサイト」「代行登録とは? 誰が支払う? まとめて解説」と書かれたアイキャッチ画像。オフィスでタブレットを前にした人物が両手の指を立てており、左に硬貨のイラスト、右に「覚書」と書かれた書類とペンの吹き出しが描かれている
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「協力会社の代行登録料は誰が支払うの?」

グリーンサイトを運用していて多く聞かれる質問のひとつがこれです。
グリーンサイトを使っていない協力会社を施工体制に入れるとき、上位の会社が代わりに書類を作る「代行登録」という仕組みを使います。

つかだ

結論を先に言うと、1社あたり月200円です。
ただし無料になる期間もあり、一人親方は当面無料です。

目次

代行登録とは? 書類を代わりに作る仕組み

グリーンサイトでは、協力会社が2種類に分かれます。

『代行登録』が必要なのは自社でグリーンサイトを運用していない『代行企業』であり、
代行登録料の支払いが発生するのは、代行企業を招待する側『申請者』になります。

グリーンサイトの「依頼企業」と「代行企業」を比較した図。依頼企業はグリーンサイトのIDを自社で持ち、書類をその会社自身が作り、ログインできて、登録料はかからない。代行企業はIDを持たず、書類は上位の会社(=申請者)が作り、ログインできず、登録料がかかる。お金を払うのは登録される側ではなく登録する側で、一人親方は当面無料、ほかの代行企業は月200円と記載されている
お金を払うのは、登録される側ではなく「申請者」=登録する側。

代行登録とはIDを持っていない会社の情報を、上位の会社が代わりにグリーンサイトへ登録することです。約款ではこう定義されています。

「申請者」は、「代行企業」の企業情報及び「代行企業役員及びその従業員」の個人情報を「サービス」に登録代行する場合(以下、「代行登録」といいます)

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)

登録を申請する側(=費用を負担する側)を、約款では「申請者」と呼びます。
お金を払うのは登録される側ではなく、登録する側です。

費用は1社あたり月200円。ただし初月は無料です

つかだ

ここが本題です。約款の料金表には、2段階で書かれています。

期間登録料
登録完了月の翌月末まで無料
登録完了月の翌々月以降代行企業1社あたり 200円/月

登録した月と、その翌月は無料です。短期間だけ入る協力会社なら、費用が発生しないこともあります。

「年間2,400円」は12か月使った場合の金額です

よく「1社につき年2,400円」と言われますが、これは200円×12か月の満額です。
実際はサービスサイクル(年次契約期間)の終了月までの月数分しかかかりません。

約款には、計算例がそのまま載っています。

「サービスサイクル」の終了月が翌年3月で、8月に「代行企業」2社が登録完了した場合には、10月から翌年3月までの6ヶ月分の「登録料」(2,400円=200円×6ヶ月×2社)を一括お支払いいただきます。

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)

計算例の解説

STEP
8月に2社の登録が完了

登録完了月は8月です。

STEP
8月と9月は無料

登録完了月の翌月末までが無料期間です。

STEP
10月から課金が始まる

サービスサイクルの終了月が翌年3月なので、10月〜3月の6か月分が対象になります。

STEP
9月末までに一括で前払い

200円 × 6か月 × 2社 = 2,400円。登録完了月の翌月末までにまとめて支払います。

更新月が近いタイミングなら、1社あたり数百円で済むこともあります。

つかだ

サービスサイクル(年次契約期間)は、会社ごとに異なり、
自社が何月に建設サイトシリーズを運用開始したかによります。
自社の年次更新は何月かを把握しておくと、新規の代行登録料を正しく算出できます。

更新時は1年分の一括払いになります

サービスサイクルを更新して、その後も継続して代行登録しておく場合は、利用料の支払いと合わせて1年分(2,400円)を一括で支払います。

使っていない代行企業を登録したままにしていると、毎年2,400円ずつ積み上がります。
更新の前に、いま本当に必要な会社だけが残っているかを見直しておくと無駄が出ません。

一人親方は「当面無料」です

一人親方を代行登録しても、上位の会社に費用は発生しません。

一人親方(他に労働者を雇用していない個人事業主を言います)を「代行企業」として登録する場合は、「登録料」は当面無料です。

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)

ただし約款の表現は「当面無料」です。恒久的に無料と決まっているわけではない点は、頭の片隅に置いておいてください。

費用を気にして、一人親方を自社の作業員にしてしまう問題

現場でよく見かけるのがこれです。

代行登録に費用がかかると思い込んで、一人親方を自社の作業員名簿に入れてしまうというケースです。
これは労務安全書類としては成立しません。雇用関係がない人を自社の従業員として登録することになるからです。

つかだ

一人親方の代行登録は無料です。
この一言を共有するだけで防げるトラブルなので、社内と協力会社に共有してください!

違う会社の施工体制に一人親方さんを組み込んでしまうと、CCUS連携ができなくなります。
台帳の会社のCCUSの企業ID情報と、一人親方さんの企業IDが相違してエラーになるためです。

このエラーは入退場のたびに起きるので、せっかく現場に入っても、その人の就業履歴が1日も貯まりません。本人は毎日タッチしているつもりなので、気づくのはレベル判定を申請したときになります。

就業履歴が貯まっているかどうかは、技能者本人の画面から立場別に確認できます。「毎日タッチしているのに日数が0日」という相談の多くは、ここで原因が分かります。

一人親方の場合は、技能者と事業者の関連付けも確認しておいてください。関連付けが切れていると、そもそも作業員名簿の選択肢に出てきません。

【重要】支払いが確認できないと、情報が全部削除されます

約款に、見落としたくない一文があります。

当該支払期日までに、「弊社」にて「登録料」の支払いが確認できない場合は、「代行登録」した当該「代行企業」の企業情報及び当該「代行企業役員及びその従業員」の個人情報が全て削除されることを了承します。

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)

支払いが遅れると、登録した会社の情報も作業員の情報も、すべて消えます。
現場が動いている最中にこれが起きると、作業員名簿を一から作り直すことになります。

支払期日は「登録完了月の翌月末」です。
請求書が届いてから動くのではなく、代行登録した時点で経理に共有しておくのが安全です。

なお利用が停止になった場合でも、支払い済みの登録料は返金されません。約款に明記されています。

手続きには「覚書」の締結が必要です

「弊社」所定の「覚書」の締結を、「代行企業役員及びその従業員」の「代行企業」と行うものとし、当該「覚書」の写しと当該「確認書類」を「弊社」に提出するものとします。

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)

エムシーディースリーが覚書の写しと確認書類の内容を確認し、不備がないと判断した場合に限り、
代行登録ができるようになります。自社の判断だけでは進みません。

覚書そのものの書き方は、別記事で解説しています。
どの欄に何を書いて、どこに押印するのかを、実物の画面と動画つきで追えます。
代行契約を初めて結ぶときは、こちらをご確認いただくとスムーズです。

覚書はアップロードとFAXで提出できる

FAXで送った場合は、グリーンサイトから原本をダウンロードできません。
原本の保管が必要な会社は、アップロードを選んでおくと後が楽です。

つかだ

エムシーディースリーさんに渡ったFAXやPDFデータが原本という考え方です(電話確認済)。自社の原本保管の考えのご参考に!

覚書の内容が変わったら再締結

エムシーディースリー側で覚書の内容が変更された場合、申請者と代行企業のあいだで再度締結し直す義務があります。変更後の内容について、代行企業の役員・従業員から同意を取り直す必要もあります。

一度代行契約した会社となら、2回目は不要

同じ会社と再び代行契約する場合、覚書の取り交わしは要りません。
グリーンサイトにデータが残っているため、その工程はスキップされます。

代行登録で知っておきたい3つのこと

① 代行企業の会社名が公開されることがあります

約款には、申請者があらかじめ代行企業に説明して同意を得ておくべき内容として、こう書かれています。

「弊社」が作成する書面や電子媒体並びに「弊社」が運営するホームページ等に、「代行企業」の企業名、住所、電話番号を掲示することがある。

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)

代行登録する前に、相手の会社へ伝えておく必要があります。あとから「聞いていない」となるとトラブルの元です。

② 相手にID取得を促す義務があります

代行登録はあくまで暫定的な措置という位置づけです。
申請者には、代行企業が自分でIDを取得できるよう継続的に促すことが求められています。

エムシーディースリー側からも、代行企業へ直接ID取得を促す連絡が行く場合があると書かれています。
相手が「知らない会社から連絡が来た」と驚かないよう、先に伝えておくと親切です。

③ 複数の会社が同じ相手を登録しようとすると調整が入ります

同じ一人親方が、複数の現場で別々の元請・1次会社から代行登録されることがあります。

この場合、エムシーディースリーまたはヘルプデスクから各申請者にその旨が提示されます。
代行企業がIDを取得できない場合は、申請者どうしの相互同意のうえで登録情報を共有することになり、各申請者が連帯して情報管理の責任を負います。

よくあるトラブル

協力会社さんが「依頼企業」と「代行企業」の定義を理解しているとは限りません。
特に代行企業の場合、その定義を知る機会もありません。

相手が依頼企業かを確かめるために「グリーンサイトやってますか?」と聞くと、代行企業の方も「やっている」と回答されることがあり、「再請負業者管理」で検索しても出てこないという事があります。

「再請負業者管理」で検索

グリーンサイトの再請負業者候補検索の画面。法人格・企業名・郵便番号が必須項目として並んでいる。「一人親方の場合、法人格は登録できません。「個人事業主」を選択ください」「代行企業は本社郵便番号での登録となります」といった注記が表示されている
再請負業者候補検索で相手を探す。一人親方は法人格ではなく「個人事業主」を選ぶ。

未提携の代行企業は「再請負業者管理」には出ません、代行契約が必要になります

グリーンサイトの再請負業者候補一覧の画面。「該当の条件に一致する企業は見つかりませんでした」と表示され、「再請負業者として登録したい企業にグリーンサイトへの加入を依頼いただくか、自社が管理する代行企業として登録してください」という案内と、「新規代行企業申請」のボタンが出ている
検索で出てこなければ、ここから「新規代行企業申請」に進む。
つかだ

「グリーンサイトと契約していますか?」「グリーンサイトにお金を支払っていますか?」という確認方法がオススメです!

まとめ

  • 代行登録はIDを持たない協力会社の情報を、上位の会社が代わりに登録する仕組み
  • 費用を払うのは登録する側(申請者)。登録される側ではない
  • 登録完了月の翌月末までは無料。翌々月から1社あたり月200円
  • 「年2,400円」は12か月分の満額。期中に登録するほど安くなる
  • 一人親方は当面無料。費用を理由に自社の作業員名簿へ入れてはいけない
  • 支払期日までに入金が確認できないと、登録した企業情報と個人情報が全て削除される
  • 手続きには覚書の締結が必要。FAX提出だと原本をダウンロードできない
  • 代行企業の会社名・住所・電話番号が公開されることがあるので事前説明を
  • 更新時は1年分を一括前払い。使っていない登録は見直す
つかだ

「お金がかかるかどうか」は、協力会社のグリーンサイト利用状況によります。

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出典:エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」サービス利用約款(2026年4月20日改定)/建設サイト・シリーズ「ご利用料金」
※代行登録の料金はサービス利用約款に定められています(元請の料金を定めたオーナー利用約款とは別の文書です)。金額はすべて税抜です。料金・条件は改定される場合がありますので、契約前には必ず最新の約款をご確認ください。

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