【動画あり】CCUS|技能者が退職した時の手続き手順と転職先での関連付け

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技能者が退職したら「所属解除」を忘れずに!

退職者が建設キャリアアップシステム(CCUS)に技能者登録している場合は、別途「所属関連付けの取消」という手続きが必要です。

グリーンサイト側の退職処理(従業員情報の削除)については別記事にまとめています。2つはまったく別の作業なので、退職者が出たときはセットでチェックしてください。

つかだ

この記事では、会社側の所属解除と、退職した本人が転職先で自分を関連付けし直す手順の両方をまとめます!誤って取消してしまった場合の戻し方も同じ手順です。

目次

なぜ退職時に「所属解除」が必要なのか

CCUSの技能者情報は、技能者本人に紐づくデータであり、会社の持ち物ではありません。
ただし、在籍中は「自社の所属技能者」として会社とひも付け(関連付け)されています。

退職後もこの関連付けを残したままにしておくと、次のような問題が起こります。

  • 退職した会社に、いつまでも「所属技能者」として名前が残ってしまう
  • 転職先の会社が、その技能者を自社の所属として登録する際に支障が出る場合がある
  • 自社の所属技能者統計情報が、実態と合わなくなる

事業者側の手続き:所属技能者の関連付けを取消する

手順を動画解説しています!

一般財団法人建設業振興基金の公式マニュアルに基づく手順です。事業者責任者ID、または代行登録担当者IDでログインして行います。

STEP
「720_所属技能者確認」>「10_所属技能者関連付け」を選択

CCUSにログイン後、左側メニューの「720_所属技能者確認」をクリックし、その中の「10_所属技能者関連付け」を選択します。

CCUS事業者画面の所属技能者確認画面。左メニューの「720_所属技能者確認」と「10_所属技能者関連付け」が赤枠で囲まれ、右側に技能者ID・フリガナ・技能者名・承認状況の検索条件が表示されている
STEP
検索条件に退職者情報を入力して「検索」ボタンを選択

CCUSへ登録している技能者数が多くない会社の場合はそのまま「検索」ボタンを押すと、これまで登録した所属技能者(過去の所属者を含む)が一覧表示されます。

「承認状況」が「承認済」になっている人は、現在も自社と関連付いている状態です。

CCUSの所属技能者確認画面で、検索条件の「技能者名」欄に姓名を入力した状態が赤枠で示されている。承認状況は「すべて」が選択され、下に所属技能者情報一覧がある
STEP
退職した技能者にチェックを入れ、「取消」ボタンをクリック

一覧から退職した技能者の行のチェックボックスにチェックを入れ、画面下部の「取消」ボタンをクリックします。

CCUSの所属技能者情報一覧で、承認状況が「承認済」の技能者行のチェックボックスにチェックを入れ、画面下部の「取消」ボタンが赤枠と矢印で示されている
STEP
確認ポップアップで「はい」を選択して完了

「選択した技能者の所属について承認を取り消します。よろしいですか?」という確認画面が出るので「はい」をクリック。続けて「情報登録」の確認画面が出るので、再度「はい」をクリックすれば取消完了です。一覧に戻ると、対象者の「承認状況」が「取消」に変わっています。

CCUSの確認ポップアップ。「選択した技能者の所属について承認を取り消します。よろしいですか?」と表示され、「はい」ボタンが赤枠で囲まれている

取消後にできなくなること

関連付けを取消すると、その技能者について以下の操作ができなくなります。
逆に言えば、これらが不要になった(=退職した)タイミングで取消すればOKということです。

  • 「620_施工体制登録」>「20_技能者登録」で、作業員名簿に当該技能者を登録すること
  • 「510_閲覧」>「20_所属技能者統計情報」への集計対象になること
  • 「所属技能者一覧・選択」での確認対象になること

「510_閲覧」>「30_技能者の検索」では一覧に残りますが、内技能者の情報は見れなくなります

CCUS事業者画面の「510_閲覧」>「30_技能者の検索」による技能者情報の閲覧画面。関連付けを取消した技能者は一覧に残るが、氏名や生年月日などの情報が見られなくなる
つかだ

CCUSの仕様として「30_技能者の検索」に検索結果200人までしか表示できません。
技能者数の多い会社では、退職者まで「30_技能者の検索」一覧に出て必要な検索がうまく出来ないケースもあったり…😅

キャリアアップカードは本人に返却する

建設キャリアアップカードは技能者本人のものであり、会社の持ち物ではありません。退職時に会社側で回収・保管するのではなく、必ず本人に渡してください。転職先でもそのまま使い続けるカードです。

退職する本人にも伝えておきたいこと

CCUSのログインID・パスワードは技能者本人の管理物ですが、実務上は会社側で把握しているケースも多いです。退職前に、本人がログインID・パスワードを把握しているか確認しておくと、転職先での更新手続きがスムーズになります。わからないまま退職してしまうと、本人が再設定の手間を負うことになります。

【技能者本人向け】転職先で自分を関連付けする方法

ここまでは会社側の手続きでした。ここからは退職した本人が、次の職場で自分を関連付け直す手順です。会社が所属解除をしただけでは、新しい会社との関連付けは自動では作られません。本人か新しい会社のどちらかが手続きをする必要があります。

関連付けをしないと就業履歴が積み上がらない

そもそも「関連付け」とは何か。公式マニュアルにはこう書かれています。

技能者と事業者の≪関連付け≫とは、技能者の登録情報に「所属事業者ID」が登録されている状態を指します。≪関連付け≫されていない場合、そのままでは技能者の就業履歴は正しく蓄積されません。

建設キャリアアップシステム「自社に所属する技能者の関連付け」

ここが一番大事なところです。関連付けが切れたままだと、現場でカードをタッチしても就業履歴が正しく蓄積されません。転職して数か月、まじめにタッチしていたのに履歴が積み上がっていなかった——というのは、この手続きの抜けが原因のことがあります。

就業履歴はレベル判定(能力評価)の土台になる大切なデータです。転職したらまず関連付け、と覚えておいてください。

関連付けの方法は2つある

公式マニュアルでは、次の2つが示されています。

方法A:技能者本人が変更申請する

本人が技能者IDでログインして、所属事業者を自分で登録します。本人だけで完結するので、転職先の担当者がCCUSに詳しくない場合はこちらが早いです。必要なのは転職先の事業者IDだけです。

方法B:新しい会社が代行申請する

会社が代わりに申請します。ただし本人の同意操作が必ず必要なので、会社だけでは完結しません。本人がログインできる状態にあることが前提です。

方法A:本人が自分で関連付けする手順

手順を動画解説しています!01:50あたりから

STEP
転職先の会社に「事業者ID」を聞く

先に準備しておきます。CCUSの事業者IDは14桁の番号で、転職先の会社がCCUSに事業者登録していれば持っています。会社名では検索できないので、番号を教えてもらってください。

STEP
技能者IDとパスワードでCCUSにログイン

会社の事業者IDではなく、自分の技能者IDでログインします。
IDやパスワードが分からない場合は、お問い合わせフォームへご確認ください(リンク入れて)。

STEP
「350_変更」>「10_変更申請」を選択
STEP
「所属事業者」欄のえんぴつマークをクリック

変更したい項目の右上にあるえんぴつマークが編集ボタンです。所属事業者の欄を編集状態にします。

STEP
転職先の事業者IDで検索して選択

事業者選択の画面で、聞いておいた事業者IDを入力して検索し、表示された会社を選択して設定します。

つかだ

CCUSを利用しない(所属事業者でない)会社も検索できる場合がありますが、入場履歴の恩恵が得られないので、経歴程度に追加する形でご活用ください。

STEP
必須事項を入力して「設定」を選択
STEP
新しい会社を「主たる所属事業所」にチェックして「次項」を選択
STEP
新しい会社の保険情報を入力する
  • 健康保険
  • 年金保険
  • 雇用保険 を入力・確認書類を添付します
つかだ

忘れやすい点ですが、前項で登録した新しい会社に一致した保険情報の入力が必須です、申請が差し戻しになるので必ず入力しましょう

STEP
「内容確認」>「申請」で完了

入力内容を確認したうえで「申請」ボタンを押します。

申請には審査があるため、押した瞬間に反映されるわけではありません。
完了すると登録メールアドレスに通知が届きます。

方法B:新しい会社が代行する手順

会社側が主導する場合の流れです。「①同意依頼 → ②本人が同意 → ③会社が変更申請」の3段階になります。
ここが分かっていないと「①だけやって終わったつもり」になりがちなので注意してください。

STEP
【会社】同意依頼を出す

事業者責任者IDでログインし、「710_代行申請」>「30_技能者の変更代行申請同意依頼」をクリック。
「代行同意登録」ボタンを選択。

STEP
技能者IDで技能者を検索

技能者IDを入力して自社に招待したい技能者を検索する。

下記項目にチェックを付ける。

  • 本人情報(現住所・国籍等)
  • 主たる所属事業者の変更
  • 主たる所属事業者の登録内容の変更

同意一覧の[状況]が「依頼中」に変わればOKです。
本人のCCUS登録メールアドレスに依頼メールが届きます。

STEP
【本人】同意する

技能者IDでログインすると、トップページの通知欄にメッセージが表示されます。
「370_代行申請」>「10_変更申請の同意確認」をクリックし、「確認」→内容を確認して「同意」を押します。

同意確認一覧が「データがありません」になれば、本人側の操作は完了です。

STEP
【会社】所属事業者を登録して申請

会社に同意完了のメールが届いたら、「710_代行申請」>「31_技能者の変更代行」へ。技能者IDで検索し、所属事業者欄のえんぴつボタンから自社を設定して、「内容確認へ」→「申請」で完了です。

ここから手順は前項「方法A」STEPと同じになります

関連付けできたかを確認する方法

本人の画面で確認できます。技能者画面の「310_閲覧」>「30_所属事業者情報」を開いてください。

ここで[事業者情報(自社情報)]が表示されれば、関連付けできています。
公式マニュアルによると、この画面は所属事業者がCCUS未登録、または所属登録が未承認の場合は閲覧できません。つまり見られるかどうかが、そのまま関連付けの成否を示しているということです。

誤って退職処理した技能者を、元に戻す方法

在籍中の技能者を間違えて「取消」してしまった、というケースです。一覧のチェックボックスにチェックを入れて「取消」を押す操作なので、隣の行にチェックが入っていたといったミスは起こりえます。

結論から言うと、元に戻せます。ただし「720_所属技能者確認」の画面に「取消を戻す」ボタンはありません。復旧は、上で説明した関連付けの手順をもう一度行うことになります。

  • 本人にログインしてもらえるなら方法A(「350_変更」>「10_変更申請」で自社の事業者IDを再登録)
  • 会社側で進めたいなら方法B(同意依頼 → 本人の同意 → 変更代行申請)

どちらにしても本人の操作か同意が必ず入ります。会社だけで静かに元に戻す、ということはできません。在籍中の社員なら声をかけられるので、気づいた時点で早めに動いてください。

戻すまでの間に困ること

取消してしまうと、その技能者は作業員名簿に登録できなくなります(「620_施工体制登録」>「20_技能者登録」の対象外になる)。現場が動いている最中に気づいた場合は、ここが実務上の痛手になります。

しかも復旧には申請と審査が入るため、その日のうちに直せるとは限りません。
取消の操作をする前に、チェックを入れた人が本当に退職者かどうか、氏名と技能者IDを声に出して確認するくらいの慎重さで臨むのが安全です。

つかだ

退職処理は月末にまとめてやりがちですが、一覧に過去の退職者も混ざって表示されるので、実は事故が起きやすい画面です…😅

まとめ

  • グリーンサイトの退職処理をしても、CCUS側の情報は連動しない。別途手続きが必要
  • 手順は「720_所属技能者確認」→「10_所属技能者関連付け」→検索→対象者にチェック→「取消」→確認
  • 取消後は、作業員名簿への登録や所属技能者統計への集計対象から外れる
  • キャリアアップカードは本人のものなので必ず返却する
  • 退職前に、本人がCCUSのログインID・パスワードを把握しているか確認しておくと親切
  • 本人は転職先で関連付けをやり直す必要がある。「350_変更」>「10_変更申請」で新しい会社の事業者IDを登録する
  • 関連付けが切れたままだとカードをタッチしても就業履歴が正しく蓄積されない
  • 誤って取消した場合も同じ関連付けの手順で戻せる。ただし本人の操作か同意が必要

グリーンサイトの退職処理とCCUSの所属解除は別々の作業です。退職者が出たときのチェックリストに、この2つをセットで組み込んでおくと漏れがなくなります。

出典:建設キャリアアップシステム「現場運用マニュアル ポイント抜粋版/事業者による技能者関連付けの確認・取消の方法」/同「操作マニュアル 自社に所属する技能者の関連付け①技能者情報変更代行申請の要請と承認」/同「所属事業者による技能者の変更代行申請のつくり方」/建設キャリアアップシステム公式サイト
※画面名やメニュー名はシステム改修で変わることがあります。実際の操作時は最新のマニュアルをご確認ください。

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