ワークサイトとは?グリーンサイトとの違い・できること・料金を建設事務が解説

「ワークサイトとは?」「便利な現場書類作成機能を解説」と書かれたアイキャッチ画像。ワークサイトから出力した作業間連絡調整書と現地KY活動記録表の帳票を背景に、作業服の人物が指を立てて解説しているイラスト
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MCD3建設サイトシリーズ「ワークサイト」とは?
旧プライムサービスにくっついてきたけど、どんなサービス?

この記事ではワークサイトが何のサービスで、誰が何を入力するのか、いくらかかるのかをご紹介します!

元請会社から「今月からワークサイトで作業予定を出してください」と言われて、初めて名前を知った方も多いかもしれません。

つかだ

朝礼前の「作業間連絡調整会議」やKYの実施確認を
そのままWebにしたサービスだと思ってください!

グリーンサイト元請料金改定に伴って、その契約方法も変わりました。
新旧プランの比較も掲載しております!

目次

ワークサイトとは? 作業間連絡調整のためのサービス

ワークサイトは、エムシーディースリーが提供する「建設サイト・シリーズ」のひとつで、
作業間連絡調整サービスにあたります。グリーンサイトと同じシリーズのサービスです。

建設サイト・シリーズのホーム画面。グリーンサイト(元請会社向け)、グリーンサイト(協力会社向け)、大成個別サービス、ワークサイト、通門管理機能(元請会社向け)、スキルマップサイトのアイコンが横に並び、ワークサイトが赤枠で囲まれている
ワークサイトは建設サイト・シリーズのひとつ。グリーンサイトと同じメニューから入る。

公式サイトでは、できることがこう説明されています。

口頭や紙の運用で行っていた建設現場の管理・調整業務をデジタル化し、現場業務の負担を軽減します

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」ワークサイト

もう少し実務に寄せると、明日どこで誰が何をするのかを、各社が画面に入力して共有する仕組みです。これまで職長が手書きで出していた作業予定表が、そのままブラウザに移ったと考えると分かりやすいです。

グリーンサイトとの関係

よく混同されますが、役割がはっきり分かれています。

グリーンサイトワークサイト
何のためのサービスか労務安全書類(グリーンファイル)の作成・提出作業間連絡調整と現場管理
扱う情報会社情報・作業員情報・保険・資格作業予定と実績・重機の使用予定・巡視記録
使うタイミング現場に入る前(入場前の手続き)現場が動いている間(毎日)
入力する人協力会社の事務担当協力会社の職長と元請の現場担当

グリーンサイトが「入場するまで」がメイン
ワークサイトが「入場してから」がメインのツール!
——この分け方でざっくり覚えると混乱しません。

ワークサイトとグリーンサイトの役割分担を比較した図。ワークサイトは作業間連絡調整と現場管理のためのサービスで、扱う情報は作業予定と実績・重機の使用予定・巡視記録、使うタイミングは現場が動いている間(毎日)、入力する人は協力会社の職長と元請の現場担当。グリーンサイトは労務安全書類(グリーンファイル)の作成・提出のためのサービスで、扱う情報は会社情報・作業員情報・保険・資格、使うタイミングは現場に入る前、入力する人は協力会社の事務担当。下部に「ワークサイトとグリーンサイトは、それぞれ役割が違う別のサービスです」と記載
グリーンサイトが「入場するまで」、ワークサイトが「入場してから」。どちらを導入しているかは元請によって異なる。

ワークサイトでできること

【作業間調整会議】作業予定・実績の登録
ワークサイトの作業登録画面。日付ごとに各社の作業予定が一覧表示され、予定と実績それぞれに元請・協力会社の承認状況が緑のチェックで示されている。表示順、企業名、一次企業名、次数、職種、作業内容等、安全衛生注意事項及び指示事項、作業責任者、工区の列が並ぶ
予定と実績それぞれに元請・協力会社の承認が記録される。

明日の作業予定を各社が登録し、実績を記録します。

元請会社・協力会社それぞれの立場で承認履歴を残すことが可能と説明されています。
「言った言わない」が残らないのが紙との一番の違いです。

作業間調整会議では元請会社と協力会社がこの画面を一緒に作業予定を確認します。

配置計画図の作成

図面をアップロードして、文字や動線、重機アイコンなどを描画できます。
手書きの配置図をスキャンして回す必要がなくなります。

ワークサイトの配置計画図画面。マンションリフォーム工事の平面図が取り込まれ、工事概要・主な工事内容・凡例が図面上に配置されている。左側に保存、PDF出力、選択、図形、線、テキスト、機器追加、画像挿入などの編集ツールが並ぶ
配置計画図に機器を追加するダイアログ。運搬・積込、揚重、整地、掘削、基礎工事、締め固め、コンクリート打設、解体、高所作業、人・火・設備ほかの分類があり、ダンプ2t・4t・10t、トラック2t・4t・10tなどのアイコンが一覧表示されている
配置計画図の編集画面。平面図の上に「午前中立ち入り禁止」というテキストと、重機を表すオレンジと黄色のアイコンが配置されている。右側にオブジェクトの色を変更するパネルが開いている
図面に重機アイコンと注意書きを直接置ける。手書きの配置図をスキャンして回す必要がなくなる。
ゲート/揚重機管理

ゲートやクレーンの使用予定を一元管理し、リアルタイムで共有します。
揚重機の取り合いは現場で毎日もめるところなので、画面で押さえられるのは大きいです。

ワークサイトの揚重搬出入画面。設備名ごとに03時から23時までの時間帯がガントチャート形式で表示され、2tユニックと3tダンプの使用予定が色違いの帯で示されている
ゲートや揚重機の取り合いを、時間帯で押さえられる。
機械の稼働実績管理

CO2排出量の算出根拠に使用できる稼働時間集計データを出力できます。
脱炭素の報告を求められる現場では、ここが効いてきます。

現場巡視と問題箇所の指摘

是正依頼と対応報告を管理します。
タブレットやスマートフォンで撮った画像を添付できるので、指摘した箇所が確実に伝わります。

ワークサイトの安全巡視指摘画面。指摘がカード形式で並び、「未是正」「是正済」「承認済」のステータスごとに分かれている。各カードに緊急度、登録日、是正業者、指摘内容が表示され、是正済のカードには現場写真が添付されている
指摘から是正、承認までの流れがステータスで追える。写真も添付できる。
安全環境日誌の作成

朝礼記録、行事、日常点検の内容をまとめて記録します。

ワークサイトの安全環境日誌画面。上部に延日数・残日数・出面・延労働人数・延労働時間が集計表示され、下に朝礼記録、安全行事、点検・是正記録、定時打合記録、統責者の巡視結果、統括安全衛生責任者 指示の入力欄が並んでいる
入力した内容がそのまま帳票になる。「指定日からコピー」で前日分を複製できる。
現場情報の登録

現場の基本情報を登録します。帳票出力も可能です。

ワークサイトから出力した現地KY活動記録表。危険ポイントと対策案が左右に並び、それぞれ重大性・可能性・危険度評価が数値で記録されている。対策前の危険度5が、対策後に3へ下がったことが分かる
KYの危険度評価が数値で残る。対策でリスクがどれだけ下がったかが記録される。
ワークサイトから出力した作業間連絡調整書。企業名・次数・職種・工区・作業内容・安全衛生注意事項・資格・作業責任者・人数・時間が会社ごとに並び、下部に朝礼記録、安全行事、統責者の巡視結果、統括安全衛生責任者 指示、定時打合記録、点検・是正記録が印字されている
画面で入力した内容が、そのまま提出できる帳票として出力される。

各項目に入力した内容は火気使用申請書、安全衛生日誌(作業日報・作業間連絡調整書)、KY活動記録表などとして帳票出力できます。現場に提出する紙が、そのまま画面から出てくるという設計です。

いちばんの利点はグリーンサイトとの自動連携

ワークサイトを単独のサービスとして見ると、同種のツールは他社にもあります。
それでもワークサイトを選ぶ理由があるとすれば、この部分です。

グリーンサイトから多くの情報が自動連携され、初期設定の手間が軽減されます

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」ワークサイト

自動連携されるのは現場情報・編成情報・作業員情報です。

グリーンサイトの作業員名簿に入れいた人が、そのままワークサイトの作業予定に出てくるということです。グリーンサイトとワークサイトで同じ人の名前を2回入力しなくていい——これが実務では大きい。

つかだ

別々のサービスを入れると、結局どちらにも同じ情報を打ち込むはめになります。そこが省けるのは、同じシリーズならではの強みです!

誰が何を入力するのか

立場主にやること
元請の現場担当現場情報の登録、配置計画図の作成、ゲート・揚重機の予定管理、巡視記録、各社の作業予定の確認と承認
協力会社の職長自社の明日の作業予定を入力する。実績の報告、指摘事項への対応報告
協力会社の事務担当直接の入力は少ない。グリーンサイト側の作業員情報を整えておくことが、そのままワークサイトに効く

日々入力するのは、事務ではなく現場の職長です。
事務担当としては、職長がスマートフォンで入力できるように段取りしておくのが主な役割になります。

つかだ

「パソコンが苦手な職長さんにどう覚えてもらうか」が、導入時の一番の山場です。私も導入時は現場で説明や補助を行っています!

料金はいくらか【2027年4月に仕組みが変わります】

ワークサイトの料金は、2027年4月1日の利用分を境に、考え方そのものが変わります。「いくら?」の答えが時期で違うので、順に見ていきます。

〜2027年3月31日2027年4月1日〜
契約のかたちオーナープライムサービスに含まれる(セット)ワークサイト単体のオプション
単体で選べるか選べない(4メニュー一括)選べる
1プロジェクトあたり4,000円〜2,000円(コースによる)8,000円(一律)
ライトプランで使えるか—(ライトプランが存在しない)使えない

【〜2027年3月】プライムサービスに含まれていた時代

いまは単体で申し込めません。元請会社が契約する「オーナープライムサービス」に、ワークサイトが含まれている形です。

約款の別添には、プライムサービスの中身がこう書かれています。

  • 建設キャリアアップシステムデータ連携サービス
  • ワークサイト(作業間連絡調整サービス)
  • スキルマップサイト(独自資格保有者管理サービス)
  • データ分析サービス「cacicar for 建設」プライムメニュー

オーナープライムサービスの全てのサービスメニューがご利用になれます。(サービス毎に個別のお申し込みはできません。)

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」オーナー利用約款

4つセットで1つの料金です。コースによって1プロジェクトあたりの単価が変わります。

コース利用できる
プロジェクト数
月額1プロジェクト
あたり
A1040,000円4,000円
B100370,000円3,700円
C250850,000円3,400円
D5001,550,000円3,100円
E1,0002,800,000円2,800円
F3,0006,900,000円2,300円
G5,00010,000,000円2,000円

現場数が多い元請ほど単価が安くなる設計です。Gコースなら1プロジェクト2,000円で、CCUS連携もスキルマップサイトも全部付いてきます。

【2027年4月〜】個別課金になり、一律8,000円に

オーナープライムサービスという枠そのものが廃止されます。4つのメニューはバラバラの「オーナーオプションサービス」になり、使うものだけ選んで申し込む形に変わります。

オプションサービス2027年4月以降の単価
建設キャリアアップシステムデータ連携3,000円/プロジェクト・月
ワークサイト8,000円/プロジェクト・月
スキルマップサイト2,000円/プロジェクト・月
ワークサイトアーカイブ500円/プロジェクト・月

ワークサイトは8,000円の一律単価で、コースによる割引がなくなります。A〜Dコースのどれでも同じです。

新旧でいくら変わるか

ワークサイトを使っている元請が、どれだけ影響を受けるかを並べます。

コース現行(プライム込み)2027年4月〜
(ワークサイト単体)
差
A(10PJ)4,000円8,000円+4,000円
B(100PJ)3,700円8,000円+4,300円
C(250PJ)3,400円8,000円+4,600円
D(500PJ)3,100円8,000円+4,900円
E(1,000PJ)2,800円Dコースに集約—
F(3,000PJ)2,300円Dコースに集約—
G(5,000PJ)2,000円Dコースに集約—

大きく使っている元請ほど、上がり幅が大きくなります。Gコースで見れば2,000円が8,000円で4倍です。E〜Gコース自体が廃止されてDコースに集約されるので、影響はさらに重なります。

つかだ

ただしこれはワークサイトを使っている場合の話です。
使っていなかった元請は、むしろ安くなります。

逆に安くなるケースもあります

いまは使っていないメニューの分も払っています。個別課金になれば、その分が消えます。

使っているサービス現行(Aコース)2027年4月〜差
CCUS連携のみ4,000円3,000円▲1,000円
CCUS連携+スキルマップ4,000円5,000円+1,000円
CCUS連携+ワークサイト4,000円11,000円+7,000円
3サービスすべて4,000円13,000円+9,000円

「ワークサイトを本当に使っているか」で、負担が大きく変わります。プライムサービスに入っていたから何となく開いていた、という状態なら、契約更新の前に使用実態を棚卸ししておく価値があります。

【要注意】ライトプランではワークサイトが使えません

2027年4月から新設される5プロジェクト限定・月額25,000円の「ライトプラン」には、はっきりした制約があります。

「ライトプラン」をご利用の場合、「通門管理機能」およびデータ分析サービス「cacicar for 建設」はご利用いただけません。また、「データバックアップサービス」を除き、「オーナーオプションサービス」をお申し込みいただくことはできません。

エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」オーナー利用約款(2026年10月1日改定)

ワークサイトは「オーナーオプションサービス」に分類されます。つまりライトプランを選ぶと、ワークサイトもCCUS連携もスキルマップサイトも使えません。例外はデータバックアップサービスだけです。

「現場数が少ないからライトプラン」という判断をする前に、ワークサイトを使っているかどうかを確認してください。使っているなら、ライトプランは選べません。

支払い方法とプロジェクト数の決め方

ワークサイトの申込プロジェクト数は、基本サービスと同じにする必要はありません。ただし基本サービスの申込数以下と定められています。

支払い方法はコースによって違います。

オーナー基本サービスのコース支払方法超過したとき
Aコース利用枠事前購入1か月前までに追加申込。8,000円/プロジェクト
B・C・Dコース実績カウント超過分を後払い。8,000円/プロジェクト

Aコースだけは事前申込が必要です。現場が急に増えたときにその場で足せないので、余裕を持った数で申し込んでおくのが安全です。

協力会社の負担は?

協力会社にワークサイトの利用料はかかりません。費用を負担するのは元請会社です。ただしグリーンサイト自体の協力会社利用料は別途かかります。

金額はすべて税抜です。約款上、料金は「オーナー企業の同意を得ずに、弊社からの通知のみにより見直されることがある」と定められています。契約前には必ず最新の約款をご確認ください。

グリーンサイトの料金改定については、基本サービスの値上げ幅、E〜Gコースの廃止、ライトプランの初期費用まで別記事で詳しく整理しています。

実運用面での注意点

ワークサイトは現場で協力会社さんにも入力に参加してもらう必要がります。
そのために、ネットにつながったデジタルデバイスが必要となり、通信環境が必要となります。

ワークサイトは各人スマートフォンから入力できますが、小規模の協力会社さんでは社級スマホなどが付与されない事も多いです。

  • 現場用のポケットwi-fiを元請提供する
  • 個人所有のスマホで通信費などを個人負担してもらう

等の対応をあらかじめ考えておき、元請会社・協力会社の同意が必要となります。

つかだ

IT機器が苦手な方も多い業界です。
フォロー体制もしっかり考えておくとスムーズです!

Buildee調整会議との違い

同じ作業間連絡調整のサービスとして、Buildeeの「調整会議」があります。
元請がどちらを契約しているかで、協力会社が使うサービスが異なります。

ワークサイトBuildee 調整会議
運営会社エムシーディースリー株式会社リバスタ
連携する安全書類サービスグリーンサイトBuildee 労務安全
単体契約できない(プライムサービスに含まれる)できる
協力会社の利用料かからない(グリーンサイト本体は有料)無料

どちらが良いという話ではなく、元請が契約しているほうを使います。
やっていること自体はよく似ているので、片方を覚えればもう片方も迷いません。

まとめ

  • ワークサイトは建設サイト・シリーズの作業間連絡調整サービス。グリーンサイトとは別のサービス
  • グリーンサイトが「入場するまで」、ワークサイトが「入場してから」
  • 作業予定・実績、配置計画図、ゲート/揚重機管理、機械の稼働実績、巡視記録、安全環境日誌などを扱う
  • 火気使用申請書、安全衛生日誌、KY活動記録表などを帳票出力できる
  • グリーンサイトから現場情報・編成情報・作業員情報が自動連携される。二重入力が要らないのが最大の利点
  • 日々入力するのは事務ではなく協力会社の職長
  • 単体では契約できず、オーナープライムサービスに含まれる(Aコースで4,000円/プロジェクト・月)
  • 費用を負担するのは元請。協力会社にワークサイトの利用料はかからない
つかだ

紙の作業間連絡調整書を朝に集めて回っていた頃を思うと、ずいぶん楽になりました。現場の浸透までが勝負です!

出典:建設サイト・シリーズ「ワークサイト」/同「シリーズ紹介」/エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」オーナー利用約款(2026年6月1日改定)
※料金・機能は改定される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトと最新の約款をご確認ください。金額はすべて税抜です。

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