元請サービスの利用改定!
事業規模に最適化できる新プラン変更も追加!
グリーンサイトなどを提供するエムシーディースリーが、2026年10月1日に「オーナー利用約款」を改定し、2027年4月1日の利用分から新料金を適用します。
この記事では、改定後の約款の料金表をもとに、何がいくら変わるのかを整理します。
最初に:これは「元請(オーナー企業)」の料金の話です
今回改定されるのは「オーナー利用約款」、つまり元請会社(オーナー企業)が支払う料金です。協力会社が支払う利用料を定めた「サービス利用約款」はまったく別のファイルで(最新の改定は2026年4月20日)、今回の改定対象には含まれていません。
この記事で扱うのは「オーナー利用約款」のほうです。
つまり協力会社側の利用料が直接値上げされるという話ではありません。
ただ、元請の負担が増えることで間接的な影響が出る可能性はあるので、協力会社の立場でも知っておいて損はない内容です。
つかだユーザー利用料や代行企業登録料は従来通りの料金です!

変更点① 基本サービスの単価が全コース+1,000円
グリーンサイト本体にあたる「オーナー基本サービス」の単価が、
全コースで1プロジェクトあたり+1,000円/月になります。
| コース | プロジェクト数 | 現行の単価 | 2027年4月以降 |
|---|---|---|---|
| A | 10PJ〜 | 7,000円/PJ・月 | 8,000円/PJ・月 |
| B | 100PJ〜 | 6,500円/PJ・月 | 7,500円/PJ・月 |
| C | 250PJ〜 | 6,000円/PJ・月 | 7,000円/PJ・月 |
| D | 500PJ〜 | 5,000円/PJ・月 | 6,000円/PJ・月 |
| E | 1,000PJ〜 | 4,000円/PJ・月 | コース廃止 |
| F | 3,000PJ〜 | 3,000円/PJ・月 | コース廃止 |
| G | 5,000PJ〜 | 2,500円/PJ・月 | コース廃止 |
変更点② 「ライトプラン」の新設
新しく5プロジェクト限定・月額25,000円の「ライトプラン」が追加されます。
これまでは最低10プロジェクトからの申し込みだったので、現場数の少ない元請には選択肢が増えることになります。
ただし、条件がいくつかあります。
- 「通門管理機能」とデータ分析サービス「cacicar for 建設」は利用できない
- オーナーオプションサービスを申し込めない(CCUSデータ連携・ワークサイト・スキルマップサイトなど。データバックアップサービスのみ例外)
- 想定使用数量は5プロジェクト固定で、追加使用数量の申し込みができない(6プロジェクト以上にはプラン変更が必要)
- サービスサイクル開始日が2027年4月1日以降の契約から利用可能
- スタンダードプランとの間でプランを変更する場合、プラン変更手数料300,000円が発生する
ライトプランは「オプションを一切足せない」プランです
ここは当初の想定より制約が強いところです。通門管理機能が使えないという話にとどまりません。
「ライトプラン」をご利用の場合、「通門管理機能」およびデータ分析サービス「cacicar for 建設」はご利用いただけません。また、「データバックアップサービス」を除き、「オーナーオプションサービス」をお申し込みいただくことはできません。
エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」オーナー利用約款(2026年10月1日改定)
改定後の約款では、これまでプライムサービスにまとまっていたメニューが「オーナーオプションサービス」として個別に並んでいます。ライトプランでは、そのほとんどが申し込めません。
| オプションサービス | 2027年4月〜の単価 | ライトプランで 申し込めるか |
|---|---|---|
| 建設キャリアアップシステムデータ連携 | 3,000円/PJ・月 | 不可 |
| ワークサイト(作業間連絡調整) | 8,000円/PJ・月 | 不可 |
| スキルマップサイト | 2,000円/PJ・月 | 不可 |
| ワークサイトアーカイブ | 500円/PJ・月 | 不可 |
| データバックアップサービス | 6,000円/回 | 可(唯一の例外) |
CCUS連携が「通門管理機能がないから実質できない」のではなく、サービス自体を申し込めません。通門管理の有無以前の問題です。
つまりライトプランは、グリーンサイトで労務安全書類をやり取りするだけのプランと考えるのが正確です。CCUS連携・作業間連絡調整・独自資格管理を使う元請は、ライトプランを選べません。

ライトプランで見落としやすい2つの金額
月25,000円という数字だけを見ると安く感じますが、約款の料金表には別の行があります。導入を検討するなら、ここまで見ておく必要があります。
① 初期設定料300,000円は、ライトプランでも必須
料金表の1行目に「オーナー基本サービス初期設定料 必須 300,000円」があります。内容欄には「オーナー基本サービス初回申込み時にお支払いいただく料金です」と書かれています。
これはライトプランでも免除されません。月額だけで判断すると、初年度の見積りが30万円ずれます。
新規に導入する場合の初年度を計算すると、こうなります。
| ライトプラン(5PJ) | Aコース(10PJ〜) | |
|---|---|---|
| 月額 | 25,000円 | 80,000円〜 |
| 年額 | 300,000円 | 960,000円〜 |
| 初期設定料(初回のみ) | 300,000円 | 300,000円 |
| 初年度の合計 | 600,000円 | 1,260,000円〜 |
| 2年目以降(年額) | 300,000円 | 960,000円〜 |
② 6プロジェクト目でプラン変更、手数料は300,000円
ライトプランは5プロジェクトから増やせません。約款にはこう書かれています。
「ライトプラン」の「想定使用数量」は5プロジェクトとし、「追加使用数量」のお申し込みはできません。同時に6プロジェクト以上をご利用いただくには、「スタンダードプラン」へのプラン変更が必要となります。
エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」オーナー利用約款(2026年10月1日改定)
A〜Dコースには「利用枠の追加単価」が設定されていますが、ライトプランの欄は斜線で、追加という選択肢そのものがありません。
そして、そのプラン変更にかかる金額が料金表に明記されています。
オーナー基本サービスプラン変更手数料 必須 300,000円
エムシーディースリー「建設サイト・シリーズ」オーナー利用約款(2026年10月1日改定)
スタンダードプランからライトプランへの変更時およびライトプランからスタンダードプランへの変更時にお支払いいただく料金です。
プラン変更手数料は300,000円です。しかもスタンダード→ライト、ライト→スタンダードの両方向でかかると明記されています。
つまり繁忙期に現場が6件になってスタンダードへ移り、落ち着いてからライトへ戻すと、往復で600,000円です。年間の基本料金(300,000円)の2倍がかかる計算になります。
現場数が5前後で動く会社ほど、ここは慎重に見てください。常時5現場以内で収まるならライトプランは有効ですが、年に一度でも6現場になる見込みがあるなら、最初からAコースのほうが結果的に安くなることがあります。
つかだ旧プランでは10プロジェクトが下限だったので、元請としてグリーンサイト導入できる企業が増え、建設業の効率化が進む可能性のある良采配!
しかしCCUS連携する「通門管理機能」が使えないのは、技能者の待遇向上の可能性を狭める気がします…

変更点③ プライムサービスの廃止と個別課金化
ここが今回いちばん影響が大きい部分です。
現行は「オーナープライムサービス」として全メニュー込みで1プロジェクトあたり4,000円/月(Aコースの場合)でしたが、2027年4月以降はサービスごとの個別課金に変わります。
| サービス | 2027年4月以降の単価 |
|---|---|
| オーナープライムサービス(全メニュー込み) | 廃止 |
| CCUSデータ連携サービス | 3,000円/PJ・月 |
| ワークサイト | 8,000円/PJ・月 |
| スキルマップサイト | 2,000円/PJ・月 |

つかだワークサイトの増額幅が大きいですね。ワークサイトは最近どんどんアップデートして便利になっている作業間調整ツールで、自社でも活用しています。
「使う機能だけ選ぶ」形になるので、増える会社と減る会社が出る
単純に足し算すると、3サービス全部を使っている元請は4,000円 → 13,000円/PJ・月と3倍以上になります。
一方で、CCUS連携しか使っていない元請は4,000円 → 3,000円と安くなります。
(実質元請プロジェクトの+1,000円と相殺になるイメージです)
| 使っているサービス | 現行 | 2027年4月以降 | 差 |
|---|---|---|---|
| CCUS連携のみ | 4,000円 | 3,000円 | ▲1,000円 |
| CCUS連携+スキルマップ | 4,000円 | 5,000円 | +1,000円 |
| CCUS連携+ワークサイト | 4,000円 | 11,000円 | +7,000円 |
| 3サービスすべて | 4,000円 | 13,000円 | +9,000円 |
つまり「実際に使っている機能を棚卸しできているか」で、負担額が大きく変わります。
試しに入れたまま使っていないサービスがあるなら、契約更新の前に見直しておく価値があります。
今後のスケジュール
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年10月1日 | オーナー利用約款の改定 |
| 2026年10月1日〜2027年3月31日 | この期間の利用分は現行料金が適用 |
| 2027年4月1日利用分〜 | 新料金の適用開始 |
協力会社の立場では何を気にすればいいか
冒頭のとおり、今回の改定で協力会社の利用料が上がるわけではありません。
ただ、実務目線で考えられる影響としては次のようなものがあります。
- 元請がコスト見直しの一環で、ワークサイトなど一部サービスの利用をやめる可能性(現場の運用方法が変わる)
- 逆にCCUS連携の単価は下がるので、CCUS連携は継続・強化される方向になりやすい
- 現場数の少ない元請がライトプランで新規に導入し、グリーンサイトを使う現場が増える可能性

つかだ技能者の待遇向上のため、料金面でCCUS連携のハードルが少し下がったことは大きな前進と思います!
まとめ
- 2026年10月1日に約款改定、2027年4月1日の利用分から新料金
- 対象は元請(オーナー企業)の料金。協力会社の利用料の改定ではない
- 基本サービスは全コース+1,000円/PJ・月。E・F・Gコースは廃止され、500PJ以上はDコースに集約
- 5PJ限定・25,000円の「ライトプラン」新設。ただし通門管理機能・cacicarに加え、オプションサービス(CCUS連携・ワークサイト・スキルマップ)も申し込めない。初期設定料300,000円は別途必須
- ライトプランは5プロジェクトから増やせない。6現場目からはスタンダードへの変更が必要で、プラン変更手数料は300,000円(両方向)
- プライムサービス廃止で個別課金化(CCUS連携3,000円/ワークサイト8,000円/スキルマップ2,000円)
- 使っていない機能があるなら、契約更新前の棚卸しで負担を抑えられる可能性がある


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